【USPジャパンの視点】
要約
① 日本政府観光局(JNTO)が、中国市場向けにバーチャルライブツアーの配信を開始、日本各地の魅力や地域産品の紹介映像を楽しみながら、産品を購入できるのが特徴。
② 第1弾として実施した九州ブロックでのライブツアーは、予想を上回る約21万人がリアルタイムで視聴、今後、東北、中国・四国、近畿、北海道、中部、沖縄、関東の順に3月上旬まで展開する。
解説
バーチャルライブツアーとEコマースを連携する取り組み、今後の規模拡大がカギ
日本とのリアルタッチポイントがなくなった海外在住の日本ファンにとって、このような企画はやはり魅力的なのだろう。
ある調査によると、海外の方がコロナ禍で日本に接する活動として「日本食を食べる」「日本製品を買う」「日本の番組や映画を観る」などが多かった一方、訪日意欲が高まった活動として「日本の観光地を巡るライブツアーに参加する」が最も多かった。
そのコンテンツに加えて、商品購入ができるという企画は確かに人気が出そうだ。今後、販売規模が大きくなれば多くの事業者の参画に至ることは間違いなく、訪日再開後の継続の可能性も含め注目していきたい。
【記事の概要】
日本政府観光局(JNTO)は中国Eコマース大手のアリババグループの協力を得て、中国市場向けにバーチャルライブツアーの配信を開始した。日本各地の魅力や地域産品の紹介映像を楽しみながら、産品を購入できるのが特徴。
第1弾として9月29日に九州ブロックで実施した。3人の在日中国人インフルエンサーがくまモンとコラボし、約3時間にわたって熊本城や湯布院温泉など観光名所を巡り、魅力を発信。九州産の日本酒・焼酎、即席ラーメン、伊万里焼・有田焼などを紹介した。
このライブツアーは予想を上回る延べ約21万人がリアルタイムで視聴。地域産品の購入では、特に熊本産のゆず蜜と佐賀産の伊万里焼の人気が高かった。ツアーの映像はアーカイブもされており、ライブ放映後でも視聴や地域産品の購入ができる。今後、東北、中国・四国、近畿、北海道、中部、沖縄、関東の順に3月上旬まで展開する。
JNTOによると、全国規模かつ長期にわたってバーチャルライブツアーとEコマースを連携する取り組みは世界的にも例がない。コロナ禍で観光産業が厳しい状況にあるなか、コロナ後の訪日客誘致につなげるとともに、地方経済の支援となることを目指す。
【引用元】
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