市を半分に分け順番にロックダウン、感染急拡大の中国・上海

インバウンド対応

【USPジャパンの視点】

要約

① 上海当局は27日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、28日から市を半分に分けて順番にロックダウン(都市封鎖)に入り、集団検査を開始すると発表した。

② ロックダウン期間中は外出が禁止され、エッセンシャルワーカー以外は在宅で勤務しなければならない。感染拡大を抑え込むことができない状況に対してSNSでは市民の苛立ちが噴出している。

解説

ゼロコロナ政策の危機? 世界が通ってきた感染拡大に対して今問われる中国の対応

  今まで比較的抑え込んできた中国のコロナ感染者数だが、そもそも特定の国民だけ感染しないことは考えられないことから、この状況も驚くことではない。

 1ヶ月以上前から複数の専門家からは、「中国の実情に即したウィズコロナの模索」を求める意見も出ていた。

 それでも今秋の共産党大会を控えていることから当局が成功していると自負している「ゼロコロナ政策」を翻すことはなさそうだ。

 そのことが全世界にも大きな影響を及ぼしかねない、致命的な中国の大事に至らないことを願うばかりである。


【記事の概要】

 上海当局は27日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、28日から市を半分に分けて順番にロックダウン(都市封鎖)に入り、集団検査を開始すると発表した。

 約1,100万人が住む市の東半分は28日から4日間のロックダウンに入り、続いて4月1日からは残る1,400万人のロックダウンを開始する。

 食品店や公共の場の利用が許される「グリーン」の健康コードを維持するためには、全員が検査を受ける必要がある。

 それぞれのロックダウン期間中は外出が禁止され、エッセンシャルワーカー以外は在宅で勤務しなければならない。バス、地下鉄、フェリー、タクシーといった公共交通機関も運航を停止する。

 中国の国家衛生健康委員会によると、上海で確認された新型コロナウイルスの新規の症例数は26日だけで2,678例に上り、中国全体でこの日確認された全症例数の半分近くを占めた。

 感染拡大を抑え込むことができない状況に対してSNSでは市民の苛立ちが噴出。中国政府の「ゼロコロナ」戦略に疑問を投げかける声が初めて主流になった。

 SNSに寄せられた不満の声は、ロックダウンが予告なしに延長される中、必需品の確保を保証するはずの制度が機能していない状況をうかがわせている。

 「どうやって食品を買えと?……子どもたちのための薬も入手できない……病院の予約さえ取れないのに、どうやってオンラインで注文しろと?」。上海市内の自分たちの住む地域が15日間封鎖されているというユーザーは、SNSにそう書き込んだ。

 当局は、住民がインターネットなどを使って必需品を確保できるよう、全力を尽くすとしている。



【引用元】

https://www.cnn.co.jp/world/35185469.html



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