AFP 2022年3月30日
EUは環境基準を強化するための推進策の一環として、衣料の修理をより容易に、そして長持ちさせることを目的に「ファーストファッション」を厳重に取締るための提案をおこなった。
- 「我々の地球、健康、そして経済にとっても有害な ”取って、作って、壊して、捨てる”モデルを終わらせる時。」とEU委員会副委員長は述べた。現在EUの加盟国、法律家によって交渉中の計画は2030年までに、EUで販売される繊維製品は出来る限りリサイクルの繊維で製造し、有害なマイクロプッラスチックの量を減らそうとするもの。ファーストファッションはファッション業界では時代遅れであり、利益をうむ再利用、修理サービスが広く普及すべきであると主張している。
- 提案には衣料がいかに容易にリサイクル出来、環境にも優しいのかを表示しているラベルも紹介している。また売れ残り、もしくは返品された衣料を含む、「ある一定の条件下」の販売不可商品の廃棄の禁止も含んでいる。
- EUは27か国を通じて食品、住宅、運輸に次いで繊維製品が環境、気候変動へ4番目に大きな影響を及ぼしていると発表。ヨーロッパ人は衣料、リビングリネン26Kgを購入し、内、73%は輸入、繊維製品の11kgを廃棄しており、合計でその量は580万トンに及ぶ。
- 2000年から2015年にかけて世界では繊維製品生産は2倍となったが、リサイクルとなるのは1%以下。環境に放出されるマイクロプラスチックの35%はポリエステル、アクリル衣料からきている。この繊維製品の提案は商品をよりエネルギー効率よく、リサイクル可能にするため現在のルールのさらなる強化を通じて「サステナブルな商品のイニシアチブ」を進める目的の一環。EUの幹部はより耐久性が高く、丈夫でリサイクルができる素材の使用を進めることで、商品デザインの要件を厳しくするつもりであると述べる。
https://us.fashionnetwork.com/news/Eu-unveils-sustainable-fashion-push,1392627.html
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