【USPジャパンの視点】
要約
① 川越、京都の商店街は2月10日~3月10日の期間中、観光客に「ごみは自宅に持って帰る」というこれまでの選択肢に加え、新たに「お金を払い、その場でごみを処分してもらう」という価値観を提供し、観光地のごみ問題を解決する「Go!ME(ゴーミー)」の実証実験を実施する。
② 参画店舗が専用チラシを貼付したごみ箱を設置。観光客はごみを捨てる際にQRコードを読み取り、任意で選択した金額(53⦅ゴーミー⦆円・100円・500円)をキャッシュレス決済で支払う。
解説
今だからできる「オーバーツーリズム禍の課題」の解決、サステナブルな観光客の受入れへ
よく考えてみれば、インバウンド市場の隆盛の歴史は浅いため、恩恵と併せて弊害が噴出しても不思議ではなかった。短期間で伸長したインバウンド市場は2019年当時はまだ成熟していなかったのと考える方が自然だろう。
その課題を解決しながら街の賑わいや実消費を継続させる。このことが最重要な視点であったにもかかわらず、コロナ禍でインバウンド対応からの退場を選択した事業者も少なくない。
観光公害とまで言われたオーバーツーリズム問題を一発で解決する方法はないと考えるが、交通・騒音・ゴミなどに順次焦点を当てて一つひとつ解決するヒントはありそうだ。
今回の実証実験の結果は追ってみたい。
【記事の概要】
JTBは2022年2月10日~3月10日の期間中、川越、京都の商店街で観光地のごみ問題を解決する「Go!ME(ゴーミー)」の実証実験を実施する。
観光客に「ごみは自宅に持って帰る」というこれまでの選択肢に加え、新たに「お金を払い、その場でごみを処分してもらう」という価値観を提供し、環境と地域社会に貢献する事業。持続可能な観光地づくりを目指す。
実証実験をおこなう川越一番街商店街や京都錦市場商店街は食べ歩きをおこなう観光客が多く見られる一方、日本の観光地近くのコンビニエンスストアや路上にごみを放置するケースも少なくないことが背景にある。
具体的には参画店舗が専用チラシを貼付したごみ箱を設置。観光客はごみを捨てる際にQRコードを読み、任意で選択した金額(53⦅ゴーミー⦆円・100円・500円)をキャッシュレス決済で支払う。
各店舗で集まったお金はごみ処理関連費用に充当し、実証実験終了後にGo!MEの専用ウェブサイトで金額と利用用途を公表する。結果を踏まえ、商店街だけでなく、観光施設や寺社仏閣、各種イベント会場など全国への展開を見すえ事業化を検討する。
【引用元】
https://www.travelvoice.jp/20220210-150625
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