2022.05.14 01:00SDGsやサステナブル、「知っているけれど行動はしていない」持続可能性・SDGs【USPジャパンの視点】要約① 調査によると、2年前と比べて「SDGs」「サステイナブル」を知っている人の割合は2〜3倍に増えた一方、実際に行動している人の割合は横ばいをキープしている。② 認知度が高まったにもかかわらず行動に移せない人が多い理由の1つは経済的な理由のようで、「エシカルなモノなら多少高くても買うか?」という質問に対しては、「少しでも高いなら買わない」との回答が50%以上を占めた。解説日本では正しく伝わっていない「サステナブルな取組みと経済的負担の相関性」 もう20年も前の展示会でのことだが、ペットボトル再生繊維によるバスマットに興味を持った同僚が価格を見た後にこう言った。 「再生繊維なのにこんなに...
2022.05.10 03:05東京五輪メインスタジアム「国立競技場ツアー」は、新・東京観光の素材になるか?持続可能性・地域活性化【USPジャパンの視点】要約① 東京2020オリンピック・パラリンピック競技⼤会のメインスタジアムとして使⽤された国⽴競技場で、⼤会のレガシーが体験できる「国⽴競技場スタジアムツアー」を開催している。② ツアーの購入は、日時指定の事前予約優先制。予約はインターネットで。毎月、中旬頃に翌月1ヶ月分の販売を始める。料金は大人1400円、高校生以下800円。1回の所要時間は約60分。解説あるものを活用する「観光リソース」、さらなる工夫でエリアのキラーコンテンツ化も! とかく高価なもの、大きなものには「負の遺産」的なレッテルが貼られがち。それでも知名度やアクセスの良さに加えて、生まれ変わった価値が認められれば人気施設になるものだ...
2022.04.28 06:30SDGs推進キャンペーン「週末は、テレ東と一緒にSDGs!」持続可能性・SDGs【USPジャパンの視点】要約① テレビ東京は、5月6日(金)・7日(土)・8日(日)の3日間にわたり、大型キャンペーン「SDGsウイークエンド」を実施し、放送や配信、WEBなどを通じて、地球環境問題や人権尊重など世界が直面する様々な社会課題の解決に努める「企業や組織の活動」を発信する。② テレビ東京グループは、「大切にします、ミライ~ずっと地球と一緒に~」をキャッチフレーズにSDGsを推進。地球環境問題や人権尊重など、世界が直面する様々な社会課題の解決に努め、社会に必要な存在として認められるように全力を尽くすことが理念として掲げられている。解説求められるのは視聴者を正しく啓もうすること、いま問われるテレビの「伝え...
2022.04.17 07:15世界7か国のサステナブル消費意向、日本の低意識が浮き彫り持続可能性・SDGs【USPジャパンの視点】要約① アメリカン・エキスプレス・インターナショナルは、世界7カ国(米国、英国、インド、オーストラリア、カナダ、メキシコ、日本)で環境に配慮した購買に関する調査を実施した。② Z世代やミレニアル世代に該当する40歳以下が他の世代に比べて意識が高かったほか、日本人の意識は他国に比べて低いことも明らかになった。解説日本におけるSDGs、「低い認知度」と「高い達成度」の乖離の問題点 このような調査が行われると決まって表出するのが、SDGs及びサステナブル消費に対する「日本人の意識の低さ」である。 日本のSDGs達成度は高いのだが、それは「質の高い教育環境」「産業のしやすいインフラ」「平和な国家」...
2022.04.12 01:06ミズノがSDGsをテーマに POP UPストアを期間限定でオープン持続可能性・SDGs【USPジャパンの視点】要約① ミズノは、昨年から展開しているプロジェクト“【EM】SELECTION”の第四弾として、4月14日から5月11日まで渋谷スクランブルスクエアでSDGsをテーマにPOP UP ストアをオープンする。② 米の籾殻を再利用したサステナブルな素材や奈良の伝統文化と新しい技術を融合した雪駄など、SDGs視点から生み出された商品や装飾、ノベルティなどを展開する。解説ミズノが1991年から取り組む 地球環境保全活動「Crew21プロジェクト」の進化 ミズノは「Crew21プロジェクト」開始から30年の節目の年である2021年4月から、環境保全活動だけでなく、社会も経済も包含した「MIZUNO CREW 21」をサス...
2022.04.12 00:17イオン、横浜市保土ケ谷に体験型ライフスタイル店舗の旗艦店持続可能性・SDGs【USPジャパンの視点】要約① イオンリテールは横浜市保土ケ谷区に「イオン天王町ショッピングセンター」を出店すると発表、「体験型ライフスタイル店舗」の旗艦店として運営する。② 「ヘルス&ウェルネス」「環境」「持続可能」といったキーワードに対応した商品を展開し、店舗・Eコマースの両方から購入できるようにする。非接触決済や受け取り、AIの活用など新しい生活様式に対応したサービスを提供する。解説ニューノーマル時代の実店舗、リテールテイメントとショールーミングの価値 コロナ禍をきっかけの一つとしてECでの買物がさらに増加する中で、生活者がリアルな店舗に求める役割も変化しており、リアル店舗だからこそ可能となる買物体験、企業ブランドの...
2022.03.30 07:00完全に扉を開けた英国旅行市場、キーワードはサステナビリティインバウンド/持続可能性・SDGs【USPジャパンの視点】要約① 英国では、2022年3月18日から新型コロナウイルスに関連する入国規制が全面解除され、ワクチン接種に関わらず、すべての旅行者が検査なしで入国することが可能になった。② 英国政府観光庁CEOは「英国旅行業会のプレイヤーの多くが、サステナビリティを事業の中心に据えている。英国政府観光庁としては、サステナビリティ体験や商品を提供していくうえで、パートナーや旅行者をサポートしていく」と強調した。解説「今後12ヶ月のうちに海外レジャー旅行をする」は83%で過去最高を記録も… 英国政府観光庁は、ウクライナ危機については現在のところ大きな影響は見られないとしたが、東アジアのコロナ対...
2022.03.28 23:00「電子ごみ」が世界的な問題に… 「SDGs時代のモノ選び」調査持続可能性・SDGs【USPジャパンの視点】要約① 日本でも商品を選ぶ際にSDGsを意識する人が増えているという背景をふまえ、HTL株式会社では「SDGs時代のモノ選び」をテーマに調査を実施。20~60代の有職者500名にアンケートを行った。② 「SDGsに関連する商品を購入したことがありますか?」という質問で、67%が「ある」と回答した一方で、「デジタル機器は購入時にSDGsの視点が入りにくい?」という質問に対して70%が「そう思う」と回答した。解説電子ごみの発生量は5年間で21%増加、環境や健康へ重大な影響を与えることから対策急務 電子ごみとは、バッテリーや電気・電子回路を搭載している電気製品や電子機器が廃棄物となったときの総称。 増え続...
2022.03.28 09:00「持続可能なホテル」が多い都市 カナダが上位ほぼ独占持続可能性・SDGs【USPジャパンの視点】要約① 英データ分析企業が、ホテル予約サイト「Booking.com」に掲載されているホテルのうち、「サステイナビリティ」認証を受けた施設の割合が多い都市を調べた結果、首位はカナダ西部のバンクーバーで、市内のホテルの44%が認証を受けていた。② 特筆すべきホテルとしてフェアマウント・ウオーターフロントを紹介、同ホテルは約25万匹のミツバチを飼育。廃棄物は可能な限りリサイクルや堆肥作りに利用している。解説宿泊先の選択基準になる「サステナビリティ」、些少な取り組みでもまずは見える化から あるデータでは世界のツーリストの約6割が、旅行における宿泊先として「価格が上がっても環境に配慮した施設を選ぶ...
2022.03.25 02:01食で地球の未来を拓く「サステナブル テーブル」に注目持続可能性・SDGs【USPジャパンの視点】要約① ザ・キャピトルホテル 東急にて、食に関するサステナブルな取り組みの発信とその促進を目的としたイベント「サステナブル テーブル」を開催する。1回目のテーマは、植物性の食材を中心にバランスよく摂る“プラントベースフード”。② 今後「サステナブル テーブル」は、さまざまな持続可能な開発目標に貢献していけるよう最新の情報や多くの協力を得ながら進化する予定。解説SDGs対応の情報インプットに一役、同テーマの飲食店やホテルにおける解釈・実践に 取り組むべき課題として認識していながらも、どのように進めたらよいのか悩んでいる飲食関連事業者も多いはず。特にSDGs対応の意識が高い顧客層を抱えている店にとっては...
2022.03.17 03:01世界で最も持続可能な企業100社 日本からは3社がランクイン持続可能性・SDGs【USPジャパンの視点】要約① 持続可能性に関する雑誌の出版やリサーチを行うコーポレート・ナイツ社は2022年1月、企業の持続可能性に関する業績のランキング『The 2022 Global 100(世界で最も持続可能な企業100社)』を発表した。② 日本からは、積水化学工業(22位)、エーザイ(32位)、コニカミノルタ(53位)がランキングに入ったが、企業数は2019年の8社から2020年は6社、2021年には5社、2022年は3社と3年連続で減少した。解説日本では選出企業数が3年連続減少も、評価される積水化学工業の「5年連続選出」 SDGsの目標達成を指標として毎年発表される「Sustainable Devel...
2022.03.14 03:00渋谷パルコがイベントを通じて サステナブルな活動を継続推奨【USPジャパンの視点】持続可能性・SDGs要約① 渋谷PARCOが、3月18日(金)~3月27日(日)の期間 ”サステナブル”をテーマをした全館企画「 “CYCLE shibuya parco sustainability”」を開催する。➁ 「CYCLE」期間中、テーマに関連したイベントを多数開催予定。“環境に配慮した次世代型ファッションビル”として、イベントを通じてエネルギーの効率的利用促進など“サステナブル”をテーマとした活動の継続推奨を表明する。解説パルコの集約的な取組み、各小売店の対サステナブル領域の取組みのヒントになるか 全世界的に「SDGs」視点が求められる中、日本の多くの小売店ではいわゆる「サステナブルに対する取組み...