イオン、横浜市保土ケ谷に体験型ライフスタイル店舗の旗艦店

持続可能性・SDGs

【USPジャパンの視点】

要約

① イオンリテールは横浜市保土ケ谷区に「イオン天王町ショッピングセンター」を出店すると発表、「体験型ライフスタイル店舗」の旗艦店として運営する。

② 「ヘルス&ウェルネス」「環境」「持続可能」といったキーワードに対応した商品を展開し、店舗・Eコマースの両方から購入できるようにする。非接触決済や受け取り、AIの活用など新しい生活様式に対応したサービスを提供する。

解説

ニューノーマル時代の実店舗、リテールテイメントとショールーミングの価値

 コロナ禍をきっかけの一つとしてECでの買物がさらに増加する中で、生活者がリアルな店舗に求める役割も変化しており、リアル店舗だからこそ可能となる買物体験、企業ブランドの体験などに特化した店舗の需要が増加している。

 リテールテイメントは、実店舗での購買体験にエンターテイメント要素を取り入れた概念で、その店舗でしかできない体験を顧客が体験することにより、購買意欲を掻き立てる効果や、顧客のロイヤリティ醸成、LTVの最大化など様々な効果がある。

 ショールーミング(実店舗で商品を確認し購入はEC)という潮流と並行して、リテールテイメントが豊かな店舗が生活者に必要とされるのか、イオンのチャレンジを見守りたい。


 

【記事の概要】

 イオンリテールは4月8日、横浜市保土ケ谷区に「イオン天王町ショッピングセンター」を出店すると発表した。今秋の開業を予定している。 デジタル技術を活用した「イオンスタイル天王町」を核店舗に約50の専門店で構成。同社の「体験型ライフスタイル店舗」の旗艦店として運営する。

 同施設の前身は、1977年にオープンした「ニチイ天王町店ショッピングデパート」。その後、92年に「天王町サティ」、2011年には「イオン」に屋号を変え約43年営業してきた。2020年2月に一時閉店したが、新しい生活様式に対応した店舗として出店する。

 敷地面積は17000平方メートル、延床面積は45000平方メートルを予定している。地上3階・地下1階建て。同施設が位置する横浜市保土ケ谷区は若年層ファミリーが多く居住することから、約500台が収容できる駐車場も併設する。

 同店では、「ヘルス&ウェルネス」「環境」「持続可能」といったキーワードに対応した商品を展開し、店舗・Eコマースの両方から購入できるようにする。非接触決済や受け取り、AIの活用など新しい生活様式に対応したサービスを提供する。

 このほかフードコートやライフスタイル型専門店、同社最大級の冷凍食品コーナーや新業態のスポーツクラブ、未病ケアや疾病予防をサポートするクリニックなども出店予定だ。同社は、「前身施設から培った地域とのつながりを受け継ぎつつ、デジタル技術を活用し、近隣住民の生活においてあらゆる要望に応える新拠点を目指したい」としている。



【引用元】

https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2204/11/news115.html

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